丼を覆う巨大かき揚げ!羽後町・百姓そば屋 彦三 (ひこさ)実食レポ!

日本屈指の盆踊り「西馬音内(にしもない)盆踊り」のふるさと、秋田県雄勝郡羽後町。
この町を訪れたら絶対に外せないのが、江戸時代から受け継がれる伝統の「西馬音内そば」です。つなぎに布海苔(ふのり)を使う独特の強いコシと喉越し、そして風味豊かな出汁を「冷がけ」で啜る文化が深く根付いています。
今回は、そんな西馬音内そばの数ある名店の中でも、農家が営む古民家蕎麦処として圧倒的な人気を誇る「百姓そば屋 彦三(ひこさ)」を訪れました。
こだわりの石臼曳き「そば粉」は羽後町産の「階上早生」「にじゆたか」「キタワセソバ」などを使用。
名物の巨大な「かき揚げそば」から、旨味たっぷりの「肉そば」、そして名物甘味「そばきなこ」まで、大人のドライブ旅にぴったりな実食レポートをお届けします。
のどかな中心部に佇む立派な古民家!開店前から賑わう名店のアプローチ
羽後町ののどかな中心部の外れに、風格漂う立派なお屋敷構え・入母屋造りの店舗です。

(青空に映える堂々たる入母屋造りの建物。店先には順番を待つファンの姿も)
店舗前5台、店舗裏7台、やや少し離れた専用駐車場6台、更に臨時駐車場が用意されていますが、県内外から多くの蕎麦好きが訪れるため、休日の開店前にはすぐ車で埋まります。(開店11:30)
※開店前に到着しギリギリ裏の駐車場に置けましたが既に順番待ちは12番目でした。

(広々とした駐車スペース。ドライブの立ち寄りにも安心のアクセスです)
玄関脇には可愛らしい小さな水車小屋や、苔と青葉が瑞々しい石造りの手水鉢が置かれ、訪れる人の心を和ませてくれます。

(玄関先で出迎えてくれる風情あふれるミニチュア水車小屋)

(清らかな水が注がれる石の手水鉢。涼やかな佇まいです)
混雑を避けるなら「記名ボード」のチェックが必須!

(玄関前に設置された順番待ちの記名ボード。まずはここに名前を書きましょう)
玄関前には順番待ちの記名ボードが用意されています。開店時間の11時30分より前に到着した場合は、まずこちらに名前を記入してから車や待合スペースで待機するのがスムーズです。

(温かみのある木の引き戸と「営業中」の看板。靴を脱いで店内へ入ります)
酒蔵の前掛けと太い梁!どこか懐かしい田舎の広間空間
引き戸を開けて中に入ると、まるで親戚の農家に帰ってきたかのような温かい空間が広がっています。

(木のぬくもりあふれる玄関ホール。手指消毒をして靴を脱ぎます)

(壁にはユネスコ無形文化遺産「西馬音内の盆踊」の垂れ幕が掲げられています)

(端縫い(はぬい)衣装をまとった盆踊りの美しい額絵)
客席へ進むと、天井には立派な梁が走り、周囲の壁には「天の戸」「刈穂」「飛露喜」「黒龍」など、東北をはじめとする銘酒の前掛けがずらりと飾られています。


(座敷席で寛ぐお客さんたち。活気と落ち着きが同居する心地よい空間です)

(天井まわりをぐるりと彩る酒蔵の前掛け。お酒好きにはたまらない風情です)

(天井を見上げると見事な木組みの梁と伝統的な干し藁の棚が残されています)
全国ネットのテレビ番組でも度々紹介されており、壁には著名人のサイン色紙や記念写真も並んでいました。

(所狭しと並ぶサインや記念写真。全国からファンが訪れる証です)

(時を刻むレトロな柱時計の隣にはセルフの冷水コーナーが用意されています)
お品書きとこだわり:羽後町産の石臼挽き蕎麦粉
席に着いてお品書きを開きます。

(彦三のお品書き。名物の冷がけを中心に多彩な蕎麦が揃います)

(セットメニューやトッピング、単品料理、厳選された地酒のラインナップ)
彦三では、地元・羽後町産の玄そば(階上早生、にじゆたか、キタワセソバなど)を石臼で丁寧に挽いた蕎麦粉を使用しています。

(羽後町産石臼挽きそば粉の解説。ルチンやビタミンB群など体に嬉しい栄養が詰まっています)

(壁には季節限定メニューや肉そばの案内が貼られています)
今回は、彦三を代表する名物「かき揚げそば(冷がけ)」、お肉の旨味が染み渡る「肉そば」、そして食後の甘味に外せない「そばきなこ」を注文しました。
実食レポート①:器を覆い尽くす緑の芸術!「かき揚げそば」
運ばれてきた瞬間、誰もがそのビジュアルに圧倒されるのがこの「かき揚げそば」です。

(丼一面を完全に覆い尽くす巨大な「かき揚げ」。鮮やかな緑が目に飛び込んできます)
春菊、桜エビ、そばの実を贅沢にまとめ上げた大きなかき揚げが、丼を覆い尽くすようにドカンと乗っています。

箸で持ち上げると、ズシリとした重み。
(箸で持ち上げても崩れない見事な揚げ加減。サクサクとした心地よい食感が楽しめます)
口に運ぶと、衣は驚くほど軽やかでサクサク!春菊の爽やかな香りと桜えびとソバの実の香ばしさが、噛むほどに口いっぱいに広がります。
かき揚げの下から顔を出したお蕎麦を手繰ります。

(角がピンと立った手打ち蕎麦。滑らかな喉越しと力強いコシが抜群です)
西馬音内そば特有の、冷水でキリリと締められた麺は喉越しが抜群。
噛み締めると蕎麦の豊かな甘味が広がり、キリッと澄んだ出汁のつゆと完璧に調和します。
揚げ油のコクが出汁に溶け出し、食べ進めるごとに旨味が深まっていくのもたまりません。

(出汁を吸った衣とお蕎麦を一緒に絡めて啜るのが最高の贅沢です)
実食レポート②:甘辛いつゆと豚肉のコクが溶け合う「肉そば」
続いて、根強いファンを持つ「肉そば」です。

(柔らかな豚肉がたっぷりトッピングされた肉そば。中央のおろし生姜がアクセント)
丁寧に煮込まれた柔らかな豚肉が器一面に敷き詰められ、上にはたっぷりの刻みネギとおろし生姜が添えられています。
肉の旨味がじんわりと溶け出したつゆに、生姜を溶かしながらいただきます。
肉の脂の甘みと旨味が溶け込んだつゆは、コクがありながらもしつこさが一切ありません。おろし生姜を少しずつ溶かすことで後味がキリッと引き締まり、最後の一滴まで夢中で飲み干してしまう美味しさです。
実食レポート③:素朴で上品な極上和スイーツ「そばきなこ」
蕎麦を存分に堪能したあとは、彦三の隠れた名物「そばきなこ」で別腹を満たします。

(丁寧に盛られた「そばきなこ」。黒蜜ときな粉の香ばしい香りが漂います)
蕎麦がき(そばがき)を丸く仕立て、たっぷりの深煎りきな粉と濃厚な黒蜜をかけた一品です。

(スプーンですくい上げると、もっちり・ぷるんとした弾力!)
口に含むと、蕎麦本来の素朴で香ばしい風味がふわりと広がり、上品な甘さの黒蜜と絡み合います。甘さ控えめで重たくないため、お蕎麦のあとのデザートとしてこれ以上ない完成度です。
締めくくり:とろりと濃厚な蕎麦湯で余韻を味わう
食事が終わりに近づくと、朱塗りの湯桶(ゆとう)で熱々の蕎麦湯が運ばれてきます。

(たっぷり注がれた熱々の蕎麦湯)

(残ったつゆに蕎麦湯を注ぎます。白濁したとろみがあり、出汁の香りが再び立ち上ります)
しっかりと白濁した蕎麦湯をつゆに注ぐと、出汁とかえしの香りが湯気とともに立ち上ります。
ゆっくりと味わいながら、食後の心地よい余韻に浸ることができました。
お土産にも最適!自宅で楽しめる西馬音内そば
彦三が監修したお土産用の乾麺「西馬音内そば」や、石臼挽きのそば粉、そばのむき実が販売されています。

(彦三監修のお土産用乾麺コーナー。贈答用にも喜ばれる上品なパッケージです)

(羽後町産の石臼挽粉やむき実も手に入ります)
旅の思い出として、自宅で本格的な冷がけ蕎麦を再現してみるのもおすすめです。
百姓そば屋 彦三の基本情報・アクセス
| 項目 | 詳細情報 |
|---|---|
| 店名 | 百姓そば屋 彦三(ひこさ) |
| 住所 | 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字中野51 |
| 営業時間 | 11:30〜14:30(※売り切れ次第終了) |
| 定休日 | 火曜日・水曜日 |
| 駐車場 | あり18台くらい(無料) |
| 席数 | 40席・座敷席・小上がり席あり |
| 決済方法 | 現金、PayPay等コード決済対応 |
💡 ドライブ訪問のアドバイス
週末やお盆などの連休は、開店直後から満席になる大人気店です。可能であれば11時15分前後に到着して記名しておくか、13時過ぎの落ち着いた時間帯を狙うのがおすすめです。
次なる目的地へ:道の駅うご・展望温泉へ続く!
大満足の蕎麦ランチを楽しんだあとは、羽後町ドライブの定番拠点「道の駅うご 端縫いの郷」へ向かいましょう。
車でわずか数分の距離にあり、食後の絶品「うごジェラート」や地元の果物や野菜の買い出しにぴったりのスポットです。

【羽後町日帰りドライブ】西馬音内そば・道の駅うご・絶景展望温泉を巡る大人の黄金コース!https://sasuraig3.com/ugo-drive-model-course/



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