記事基本情報

秋田県仙北市の田沢湖エリアから八幡平へと抜ける国道341号沿い。
大自然と深い山々に抱かれたこのルートには、新緑の季節にだけその神秘的な姿を現す「秋扇湖(しゅうせんこ)の水没林」と、息をのむほど深いコバルトブルーの水を湛える「宝仙湖(ほうせんこ)/玉川ダム)」があります。
水面にゆらめく瑞々しい新緑の柳と、吸い込まれそうなエメラルドグリーンのコントラストは、まさに息をのむ美しさ。
今回は、現地を訪れて撮影した鮮やかな写真とともに、水没林のベストビュースポット、見頃の時期、玉川ダム資料室の見どころ、駐車場の注意点まで詳しくレポートします。
【重要】秋扇湖の水没林が見られなくなる?現地看板の工事情報をチェック
まず初めに、これから訪れる方に絶対に知っておいていただきたい重要な最新情報があります。
現地に設置された看板によると、下流にある「鎧畑(よろいはた)発電所」の大規模改良工事が予定されています。

(現地に掲示された秋田県玉川発電事務所からのお知らせ看板)
工事期間中は貯水位の変更等が行われるため、令和9年(2027年)春〜令和13年(2031年)度まで水没林の景観を鑑賞することができなくなります。
水没林の幻想的な姿を目に焼き付けておきたい方は、工事前の機会を逃さず早めに訪れることをおすすめします。
奇跡のエメラルドグリーン!南玉川橋から見下ろす「秋扇湖の水没林」
水没林を最も美しく一望できる特等席が、秋扇湖に架かる「南玉川橋(みなみたまがわばし)」です。

(青空の下、南玉川橋の上から多くの観光客が湖面を見下ろしています)
橋の上から眼下を覗き込むと、思わず言葉を失う光景が広がっていました。

(鮮やかなエメラルドグリーンの湖面から顔を出すシロヤナギの群生)
雪解け水によって水位が上昇する春から初夏にかけて、湖底に生えていたシロヤナギなどの木々が水に浸かり、まるで湖の中から新緑が生え出しているかのような幻想的な景観が生まれます。

(透明度の高い澄んだ水。水面下に沈む枝葉までくっきりと見通せます)
湖水は高い透明度を誇り、水中に沈んだ木々の幹や葉がゆらゆらと揺れる様子まで透き通って見えます。

(太陽の光の角度によって、水の色がターコイズブルーから深い蒼へと表情を変えます)
太陽の光が射し込むと、湖面はターコイズブルーやエメラルドグリーンへと刻一刻と表情を変え、周囲の深い緑の山並みと見事なグラデーションを描き出していました。
秋扇湖を訪れる際の注意点(駐車場・アクセス)
- 見頃の時期:例年5月中旬〜6月中旬頃。雪解け水で湖の水位が高くなる初夏限定の絶景です。夏が進むと水位が下がり、通常の立ち木に戻ります。
- 駐車と道路の状況:南玉川橋の周辺には専用の大型駐車場はありません。橋の前後にある路肩の待避スペース等に車を停めて歩く形になります。見頃の時期は車列ができるため、他の通行車両や歩行者への安全配慮を最優先にしてください。

(橋のたもとの道路沿い。道幅は確保されていますが、すれ違いや歩行者に十分な注意が必要です)
圧巻のスケール!「宝仙湖(玉川ダム)」のコバルトブルーと堤体美
秋扇湖から国道341号を少し北上すると、東北屈指の貯水量を誇る巨大ダム「玉川ダム(宝仙湖)」に到着します。

(玉川ダムの天端から望む宝仙湖。圧倒的な広さと鮮やかなコバルトブルーが広がります)
玉川ダムによって誕生した人造湖「宝仙湖」の特徴は、何といってもこの吸い込まれそうな深いコバルトブルー。
上流にある名湯・玉川温泉から流れ込む強酸性の温泉水(塩酸を主成分とする酸性水)を中和処理している影響などで、特有の神秘的な青い輝きを放ちます。

(堤体直下を見下ろす大迫力のパノラマ。足がすくむほどの高度感です)
重力式コンクリートダムの堤体(高さ100m)から下流側を見下ろすと、目が眩むような高度感!階段状に組まれたコンクリートブロックと、眼下に広がる広場、放流水の勢いが生み出す人工美と大自然の融合に圧倒されます。

(天端へと続く広場。ダム軸の記念撮影用キャラクターパネルも設置されています)
天端(てんば)の上は遊歩道として開放されており、心地よい風を感じながら湖上散歩を楽しむことができます。
無料で学べる「玉川ダム資料室」と名物ダムカレー情報
ダムの天端近くには、赤レンガ調の建物が目印の「玉川ダム資料室」が併設されています。

(天端の手前にある玉川ダム資料室。ダム入口側には屋上に展望スペースがあるカリヨンの鐘もあります)
- 入館料:無料
- 館内設備:ダムシアター、放流ゲート模型、ダム周辺の生きもの展示、クイズコーナーなど
玉川の「中和事業」の歴史やダムの役割を模型やシアターで分かりやすく学ぶことができ、大人から子どもまで楽しめる充実した展示内容です。

(掲示されている「玉川ダムカレー情報」)
🍛 寄り道グルメ情報:玉川ダムカレー
JR田沢湖駅前にある「お食事処 みちのく」で提供されている『玉川ダムカレー』の案内が掲示されていました。ごはんが堤体、カレールウが貯水池を表現しており、ウインナーを抜くとルウが放流できるユニークな仕掛け!ドライブ前後のランチ候補にぴったりです。

(ダム入口側にはトイレと併設された屋上に展望スペースがあるカリヨンの鐘もあります)
スポット基本情報&アクセスまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スポット名 | 秋扇湖(南玉川橋) / 宝仙湖(玉川ダム) |
| 所在地 | 秋田県仙北市田沢湖玉川 |
| アクセス | JR田沢湖駅から車で約30〜40分(国道341号線経由) 東北自動車道・鹿角八幡平ICから約60分 |
| ダム資料室開館時間 | 9:00〜17:00(冬期閉館あり) / 入館無料 |
| 駐車場 | 玉川ダム:無料駐車場完備(普通車数十台) 秋扇湖:橋周辺の路肩や待避スペース利用(路上駐車注意) |
まとめ:八幡平・玉川温泉ドライブの必見立ち寄りスポット!
澄み切った水面から瑞々しい若葉を広げる秋扇湖の水没林と、巨大なダム堤体越しに広がる宝仙湖のコバルトブルー。
どちらも大自然の生命力と秋田の豊かな水の恵みを肌で感じられる、素晴らしい絶景スポットでした。特に秋扇湖の水没林は、数年間の休止期間に入ってしまうため、訪れておきたい貴重な風景です。
このあとは国道341号をさらに北上し、日本屈指の強酸性泉で知られる名湯「玉川温泉」や、山頂の神秘の青「八幡平ドラゴンアイ」を目指すドライブへと続きます!
🚗 【田沢湖〜八幡平】初夏の日帰り絶景ドライブ完全モデルコース!(全5記事)
- 🍜 第1弾:【田沢湖駅前で味わう秋田の味!お食事処みずうみ 味噌ラーメン&稲庭うどん実食記
- 🏛 第2弾(本記事): 湖面に浮かぶ、奇跡の新緑。秋扇湖の水没林 & 宝仙湖コバルトブルーく
- ♨ 第3弾:pH1.2!日本一の強酸性と地獄谷 玉川温泉 日帰り入浴・自然研究路・名物グルメ完全攻略
- 🏛 第4弾:龍の瞳が開くとき。八幡平ドラゴンアイ(鏡沼)初夏限定の神秘
- 📍 まとめ親記事:【田沢湖〜八幡平】初夏の日帰り絶景ドライブ完全モデルコース!水没林・pH1.2の名湯・ドラゴンアイを巡る旅!




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